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ここ最近、静止現像にハマっている。
いや、ハマっているというのは少し語弊があるが、、、

静止現像とはその名の通り、撹拌をしない現像のことである。
撹拌をしないことで、いろいろとメリットが発生する。


Cub Cub

一番のメリットとしては、撹拌をしないために軟調なネガになる、ということである。

原理としては、撹拌をしないためにハイライト部(ネガの黒い部分)に接している現像液は
光に反応した銀の粒子が多いために現像が進んで疲労する(現像する力が弱まる)一方で、
シャドー部(ネガの白い部分)はその逆で、現像が進まないために現像液が疲労せず
時間をかけて現像が進む…

といったことが起きた結果、ハイライトは現像が進みにくく、シャドーは現像が進むため
軟調なネガが出来上がる、というわけである。

Pentax

もう一つのメリットとしては現像中つきっきりにならずに済む、ということである。
通常の現像では、1分毎に撹拌が必要なので、基本的に離れることができない。
しかし、静止現像の場合は現像液を入れて、1分撹拌したらあとは1時間程度放置なので
その間、好きなことができる、というわけである。

トータルの現像時間は伸びるが、拘束時間は減る…といった感じだろうか。

My Buell

と、いうわけで一度、D-76でチャレンジもしてみたのだが、
条件がまずかったのかイマイチな結果になってしまった。
調べてみると、R09(旧Rodinal)という現像液が適しているらしいということで試してみた。

結果、希釈率1:100、室温(24度くらい)、60分放置でちょうどいい感じになった。
D-76に比べ、若干粒子感が出てきている気もするが、許容範囲であると思う。
粒子感が増加した分、見かけのシャープネスは少し向上した気もする。
また、軟調になると言ったものの、あまり違いは感じられないというのが正直なところ…

尚、この記事に加え、先日の「久々二眼」「久々二輪」の記事に掲載している写真は
どれも上記条件の静止現像で現像したものである。


コメント
こんばんは。 興味深い試みですね。 なるほど、これなら明るい部分の白飛びが軽減できますね。参考になります。 昔、ご存知かどうかはわかりませんがネオパンFというフィルムがありました。通常現像でこのような仕上がりのネガです。 最初は定着不十分かと思わせるような抜けの無さに、定着液がダメなのかと疑うぐらいでした。  今の年になって、このような階調のネガに価値があると気付いたしだいです。
  • by harada
  • 2015/05/20 8:35 PM
>haradaさま ありがとうございます。 ネオパンFは・・・使ったこと、ないですねぇ〜。 私が写真を始めた頃には、既に廃盤になっていたかもしれません… やはり、ネガは軟調目に仕上げるのがいいと思います! -----
  • by KJ
  • 2015/05/21 11:13 PM
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